心も身体も健康でいよう。
●危険を知ることが、身を守ることにつながる。
●食生活の乱れは、心身のバランスも乱す。
●一緒に食事をするって、とても大切。
●子どもたちの体力が低下しています。
6 ．安全と健康
危険を知ることが、
身を守ることにつながる。
子ども自身が、自分のことは自分で決められるように なるための第一歩として、自分の心と身体は自分で守れ るようになることが挙げられます。何が危険で何が安全 か、自分で判断できるようにすることが大切です。そして、 思いがけず危険が降りかかってきたら、どうするか。 いざというときに子ども自身が危険回避できるよう、 普段から親子で話し合うことが大切です。
からだ
子どもと危険や事故の防止、
対処の仕方について話し合う
子どもと危険や事故の防止、
対処の仕方について話し合う
心身の成長期にある子どもにとって食事は極めて重要 なものです。
最近、子どもの朝食欠食や孤食、偏った栄養摂取によ る肥満傾向の増大、生活習慣病の若年化など、食に起因 するさまざまな健康問題が生じています。
子どもの健康な身体の形成のため、栄養バランス（※） のとれた食事をつくってあげるよう心がけましょう。 もちろん、食事は単に子どもに栄養を与えるだけのも のではありません。親が心を込めてつくった食事は、親 の愛情を自然に子どもに伝え、それによる満足感・安心 感は子どもの心を豊かで強いものに育てる機会にもなる のです。
栄養バランスのとれた食事をとる
栄養バランスのとれた食事をとる
からだ
児童生徒の主な食品群の充足率
小学校 女子 200
150 100 50 0
％ 小学校 男子 中学校 女子 中学校 男子
穀 類 いも
類 砂 糖類
油 脂類
豆 類 魚介
類 肉
類 卵類 乳類 緑黄 色 野菜
その 他 野菜
果実 類
海藻 類
※｢食事バランスガイド｣について(財)食生活情報サービスセンター…http://www.e-shokuseikatsu.com/ 100％が目標値（心身の健康を守り、育てるための目安となる量）です。
（注）小学校3,396人 中学校3,395人を対象に調査
資料：「平成14年度児童生徒の食事状況調査報告書」 独立行政法人日本スポーツ振興センター
6 ．安全と健康
一緒に食事をするって、
とても大切。
子どもにとって、食事は身体の健康だけでなく、心の 成長にも深くかかわっています。家族一緒に食事をする ことによって、家族のふれあい、食事のマナーなど社会 性を深めることにもつながります。できるだけ家族そろ っての食事を習慣にしましょう。
また、食事を一緒に「つくる」ことも大切です。自分 の手で食事をつくることを通じて、食材や調理方法につ いて学ぶことができます。また、家族のために食事をつ くる喜びや達成感を実感することができます。
一緒に食事をつくって一緒に食べることを通じ、食に 関する知識や豊かな心をはぐくんでいきましょう。
からだ
家族一緒の食事を大切にする
家族一緒の食事を大切にする
いいえ
はい わからない
資料：「児童生徒の食事状況等調査調査」 平成19年（独）日本スポーツ振興センター
夕食を一緒に食べること、楽しく食べることの関係
家族そろって食べる おとなの家族の誰かと食べる 子どもだけで食べる 一人で食べる
75.2 10.4 14.4
15.8 18.6 65.6
55.3 18.8 25.9
27.1 48.6 24.3
0 25 50 75 100％
子どもたちが、外遊びや運動・スポーツで身体を積極 的に動かすことは、子どもの成長にとって大切です。 身体を動かすことによって得られる体力は、人間の活 動の源となるものですが、近年、子どもたちの体力は低 下してきています。
さまざまな外遊びや多様なスポーツ活動を通じて、基 礎的な体力や運動能力を身につけさせましょう。同時に スポーツなどで身体を動かす楽しさや喜びを体感させ、 運動・スポーツに主体的に取り組む態度を養いましょう。
からだ
子どもにはできるだけ外遊びやスポーツをすすめる
子どもにはできるだけ外遊びやスポーツをすすめる
6 ．安全と健康
基礎的運動能力の10年前及び20年前との比較
S63 H10 H20
50m走（男子）
ハンドボール投げ（男子）
30 28 26 24 22 20 18 8.5
8
7.5
7
（秒）
（m）
（歳）
（歳） 12 13 14 15 16 17 18 19
12 13 14 15 16 17 18 19
50m走（女子）
ハンドボール投げ（女子）
9.5
9
8.5
8
18 17 16 15 14 13 12 11 10
（秒）
（歳）
（歳）
（m）
12 13 14 15 16 17 18 19 12 13 14 15 16 17 18 19
（注）12歳∼19歳の男女、約20,000人を対象に調査 資料：「平成20年度体力・運動能力調査」 文部科学省
「平成10年度体力・運動能力調査」 文部省（当時）
「昭和63年度体力・運動能力調査」 文部省（当時）
